シニアライフ

野良猫パンダちゃん、
推定14歳。
Googleの
ストリートビューにある
historyビューのなかに
3度写り込んでおり、
1番古いのは2011年。
こんなに長いこと
地域に暮らす野良は少ない。


令和になったと同時に
とあるお家の庭先で
過ごせるようになり、
台風の時は
お家に入れてみたものの、
外に出たくて一晩鳴いてたらしく。。

お家で
トイレさえしてくれたらねぇ。。
というのが悩みだった。


令和2年目に入って
世界中がコロナ騒ぎの中、
長年外のおトイレ問題に
困っていたと
近所の方からクレームが。


そのやり取りを
パンダちゃんは聴いていたようで、
あっさりとお家の中で
暮らすようになった。


緊急事態宣言が
解除されてから
1ヶ月経過した先日。
ようやくパンダちゃんに
会うことができた。


2階から
ママさんが抱っこして
連れてきてくれたのだけど、
落ち着かない様子で
ちゅーるを完食したら
さっさと2階に戻ってしまった。


お父さんの側を
離れないのだそうだ。


パンダちゃんは
シニア猫。
今まで共に生きてきた仲間の猫たちは
虹の橋の先に行ってしまったから、
きっともう
寂しい思いをしたくないのだろう。


緊急事態宣言中、
ステイホームできた猫
と反対に、
ライフワークのジムに
行けなくなったママさん。


高齢の元気な人ほど
ライフワークとして
外に出たいところだけれど、
再会して話を聞いて
さすが!と感服した。


家の中で
トレーニングしていたのだそうだ。


お稽古に使っている和室でね、
ぐるぐる走ってんのよ。
バカみたいでしょ〜。


いやいや、
それをできる人は
そういないです!


感化された私は
早速家の短い廊下で
フラのステップを踏みながら
1000歩歩いてみた。
10分もあれば、歩けるもんだ。
1日6000歩が最低ラインとして
1時間も歩いていれば
ステイホーム中でも十分に
筋力を保てる計算になる。


トレーニングは
それだけではないらしい。
恐るべし、80代。


仕事で訪問している先では
仕方ないことながら
歩くこともままならない人が
同世代以下でも多い。


聞けば、
ライフワークとして
ピーク時には
平日をプールで過ごし、
1000m以上泳いでいたとのこと。


パンダちゃんを抱っこして
2階から降りてくるのも
心配御無用なのだった。


見習えるレベルでないけれど、
未来の自分に贈れるギフトは
健康とそこそこのお金だと
しみじみ思ったのだった。。。


とは言いつつも、
プール通いで体を冷やしてしまったり、
色々と寄る年月には悩まされるようで、
活動のペースはダウンせざるを得ない。


私に出来るのは
茶飲み友達として
話を聞く位だけれど。。。


私には
貴重なお話ばかり。


振り返る過去に
話す方も癒されてくれたら嬉しい。


お稽古のお仲間と
お酒を飲んでお話するのも
好きなんだとか。


コロナがまだまだ
見えざる驚異である今は
それだけはなかなか叶わず
残念だけれど。。


こうして再会して
短い時間だけれど
換気しながら
距離をとって会話ができて
パンダちゃんにも会えて、
ホッとしている。


淡々と
ちゅーるを舐める姿には、
まったく時の経過を感じない。


昨日。
神保町にある名店
キッチン南海さんが
閉店するというニュースで
建物と同じく90歳になる
店主の事が取り上げられていた。


名物の黒いカレーは
お店を変えて
受け継がれて行くらしい。


大事なものはずっと
変わりつつも
続いて欲しい。


シニア猫のパンダちゃんも
ママさんやパパさんと
元気に長生きしてね。






SLOW DOWN LIFE

あらゆるものが加速する中で 敢えて減速して生きていく。 マイペースに。丁寧に。 不定期に綴る、 減速生活のススメ。

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