2024.02.24 01:28どうでもいい話をしよう2022年の今日。2月24日。私は推しのアニメキャラの聖地巡礼で神社の御朱印を受ける列に並んでいた。 目を疑うような速報に絶望感に包まれつつも推し活を遂行し、二度と訪れない今日を十二分に楽しんでいた。今朝。朝食に焼きすぎたピザを食べながらチコちゃんに叱られる!を見ていた。猫の目が光る謎について何故だったっけ?と気にしていた私にはタイムリーなリマインドだった。網膜の裏側にあるタペタムという反射板を猫は持っている。 (2022年の4月29日の再放送より)昨日の夜。大好きなドラマの展開があまりにも切なかった。現実においても震災を切り離して人生を全うすることが困難になってきている。世の中の殆どのことはどうでもいい事でできている。はずなのに。2024年の今日はあ...
2024.02.22 10:15花とドラマと仕事が楽しいヤツは人生の半分楽しい。そして人生の半分楽しめるヤツは残りの半分も楽しめる。2009年のドラマ「リアルクローズ」から聞こえてきたセリフが2024年の私に響く。あの頃の私は夫と今の住まいで新生活を始めてまだ1年が過ぎた頃だった。派遣社員だったあの頃。それなりにやり甲斐は感じていた。仕事を通じて世の中と自身のシアワセを実現していくようなストーリー。少なからず共感して励みにしていた。5年後、10年後、あなたは何をしていたいの?have to じゃなくてwant を考えなさい!パワフルなセリフが印象的だった。大型デパートを舞台にファッション業界で働く人たちの人生模様。夫と二人、のめり込んで見ていた。そして最後は涙まで流した。意にそぐわぬ環境に転籍と...
2024.02.01 13:36お世話係チャレンジ2024年の、新しいチャレンジ。犬猫の保護シェルターでお世話係をはじめた。「犬と猫、どちらかお世話したことありますか?」そう聞かれて、猫と答えたのは失敗だった。どっちもないが、正しかった。日頃猫パトロールをしてはいるがお世話されるような猫は殆どいない。猫側からしたらお世話された憶えは、にゃい。2時間の、生まれて初めてのお世話ボランティア。言われるがままに恐る恐る猫に関わる。猫たちは、人懐こくて威嚇のシャーもなかった。お水とご飯のお皿を下げて排泄物の撤去とシートの交換。夜は冷えるからと毛布をハウスに入れるのも苦労は全くない。そして外に出たがる猫もいない。「次は、ワンちゃんのお世話に行きましょう」犬の保護シェルターは、別棟である。扉を開けるやいなや、賑やか...
2024.01.30 04:31グラタンとリハビリ2024年の大きなうねりの中で穏やかな日々のありがたさを噛みしめる。日曜の夜。夫がグラタンを作ってくれた。(日曜は私が仕事なので夫が在宅のときは作ってくれている)なんと我が家でグラタンを作ったのは今夜が初めてだった。天袋のような台所の棚に確かあったはず、と、ガラス製のグラタン皿を出してくれた。「ウインナー、食べた?」午後の仕事前に下ごしらえしておいた野菜たちも、美味しくグリルされていたが夫が加えたウインナーは会心の焼き上がりだったようだ。 「まだ、あと二回は作れそうだよ」夫の得意料理、確定らしい。 なぜだろう。グラタンを作りたいとも食べたいともおもわなかったのは。出来ることは、自分でやるという、自立した夫。 トラブルからのリカバリも普段なら一人で乗り切...
2024.01.26 12:14節目から節目へ2024年。4月になれば、私は51歳。夫は52歳。人生100年時代の節目を過ぎた。戦争のない時代に生まれ、今のところ戦争をしない国にいる。そして今のところ不自由なく幸せに暮らしている。と、思っていたけれど。夫にとって去年は 人生最悪だったらしい。その結果転職先が決まったことは未来への希望となったけれど、次の節目にむけ試練が続いている。次の節目に向かうにはどうやらもっと軽くなる必要があるようだ。手放して浄化するそんな時期。長年好きだったフラ大好きだった保護猫それらとお別れをした。(猫は旅立ったのだが)愛って心を惜しみなく向けていくことだ。だからお別れした時、体の一部が無くなったみたいにつらい気持ちになった。でも生きていく限りまた新たな方向へと心を向けてい...
2024.01.03 04:57共に、未来へ。2023年を、忘れない。馴染みの外猫との別れ。2月にシマグレ12月にグレハチどちらもお別れが出来たことを忘れない。夫の苦難と挑戦。7月から始めた転職活動、51歳の挑戦は衛生管理の資格と大手総務のキャリアが小規模エージェントの目に止まりエンゲージメントに至った。このままで終わりたくない今を生きる私達は少なからずどこかでそう思って潜在意識に導かれて未来を向く。夫の思いが報われたことを忘れない。コロナ禍からインフル禍へ。マスクは職場の必須アイテム。極力ワクチンは打たない。健康は自己免疫で守ることを忘れない。そして2024年。元旦の朝日を地域猫キジマルコと迎えた。寝床を追われて人目につく側溝で何かを訴えるように暮らしている。共に、生きていこう。そう言ってる気が...
2023.11.16 05:41耳寄りな日々 令和5年の紅白歌合戦は、耳慣れたアニメやドラマ絡みの楽曲が多くエントリーされた。毎年、紅白で世間の流行りを後追いする私にとって、耳から得る情報は心地よく脳裏に残っていく。 コロナ禍にアニメ『鬼滅の刃』が映画化され、オーケストラの演奏に触れて作品の世界観を耳から楽しむことができた。作品の背景に流れる劇伴も、あらゆる作品で耳に残り、その世界観に私達を誘ってくれる。最近は、アニメ『葬送のフリーレン』の劇伴に使用される北欧の楽器が、ノスタルジックな冒険の旅に耳から連れて行ってくれるのが毎週の楽しみである。 音楽が、理由もなく心を鷲掴みにする。そんな体験が続いている。 アニメ映画『BLUEGIANT』でも、ジャズの熱さが劇中の演奏から伝わってきた。音響の良い上...
2023.08.26 07:49受難から未来へ 酷暑が立秋を超え、処暑を過ぎても日本列島に留まっている。台風の進路が北にずれて熱波が日本海側からも吹き寄せ、連日熱中症アラートが発信されている。 8月8日。マウイ島のラハイナが焼土と化した。歌に出てくるその街は、自然が豊かで人々が大らかに日常を楽しむ様子が微笑ましいのだが、防災への配慮が問題視される報道もあり、そこに連日の乾燥と、ハリケーンの暴風が重なり、大火災となったようだ。 地球温暖化から、地球沸騰へ。それを私達は否応なく体感させられている。マウイ島に限らず、山火事はあちこちで発生しているが、今回は急激な乾燥という「フラッシュ干ばつ」が発生したこと、乾燥に強く燃えやすい外来種の草が繁殖したことが、大火災の原因となったようだが、線状降水帯に悩まされ...
2023.06.03 03:05花と共に 母の日の週末に、両家の母を訪ねて回るドライブツアー。コロナ禍でも続けていた恒例の行事だが、今年は忘れ難い週末となった。 夫の両親には、結婚前からの長い付き合いの友人夫婦がいる。家族ぐるみで旅行に行ったり互いの家を子供達が行き来したり、義父の職場繋がりでのご縁らしいが、双方の妻は夫らを上回る仲の良さだったようだ。 最後に会ったのは、4年前。コロナ禍直前で、肺ガンと聞かされ会いに行った翌年の秋だった。その後夫の両親だけでも昨年、会いに行ったらしい。ご主人も認知症を発症し、奥様が入退院を繰り返すようになり、今年はどうしようかと義父が迷っていると聞いて、再び4人で大型連休開けに会いに行こうと予定を組んだ矢先、奥様の容態が急変。病床から、私達の来訪予定を思い...
2023.04.20 04:34特別な日々4月19日。なんの日だっけ?SNSが、リマインド。舞浜で、挙式と結婚披露宴。あれからもう、15年。夫婦揃って日常に追われる日々の中でその「特別」を忘れてた。 風が強くて少し雨が混じったおかげでライトアップされたラウンジで階段に並んで集合写真を撮ったっけ。ハプニングのほうが色濃く思い出せる。 15年目の「特別」は穏やかな夏日。季節の花々が例年より早く満開となり、ツバメも飛び始めた。毎日はそんな異例な「特別」に溢れている。それをコロナ禍でしみじみと日々、実感している。訪問先への道すがら、沢山の花と遭遇する。名前を調べて挨拶をした。「この時期は自転車で移動するのが楽しくていいですね」と、ご主人を緩和ケアされている奥様がにこやかに話しかけてくれた。季節の花や...
2023.03.15 07:12変化の兆し待ち焦がれた、春。3/13にマスクの扱いが変わり、地元の枝垂れ桜が満開になった。3/14には地元で卒業式があり、ソメイヨシノの標本木から開花宣言となった。弥生の空は見渡す限り霞か雲かの、桜が咲き始める。日々に追われる中で楽しみを見失わないよう必死に態勢を整えている。目まぐるしく季節は変わる。時はともに寄り添って悲しんではくれない。コロナ禍で多くの人の心を支えたアニメキャラの言葉の如くあれからもう、3年。そのアニメも、新たな展開を見せてくれている。100年もの間変わることのなかった状況が今、変わったこれは、兆しだ。同じアニメに登場する組織の長に当たる人の言葉。この作品自体が 周囲を巻き込み大きなうねりとなっている。そんな作品にちなんだオーケストラコンサー...
2023.01.03 14:02新しい景色を、あなたと。2023年。新たな一年が始まった。好天に恵まれて高望みのない平凡な三賀日を過ごして体を休めることができた。人生には息抜きが必要だ。いよいよ今年は50年目の誕生日がやってくる。もはや過去は現在に集約され振り返るまでもなくなった。ここにいる私とここにいるあなたとこれから過ごすあなたと今を生きていく。凄いことは今を生きているということ。もうそれだけで充分だ。どうせいつかは転がり落ちるように絵巻物のような現実から消えゆくのが人生なのだから。今まで見た景色はどんな景色だっただろうか。見たい景色を見られただろうか。「あなたが居てくれてよかった」と言われると、幸せ。あなたは、私。共に過ごすひとときは、互いの境界を曖昧にする。私はこれからもあなたと生きていく。あなたと...