風船葛の種が
実る季節。
夫のおばあちゃんが
秋空に旅立ちました。
数珠のような
真ん丸の黒い種。
可愛らしい
ハート型の白い部分に
顔を描き込んで
旅路へのお供を
お願いしました。
肉親の祖父母は
既に空に旅立っているので
これが最後のおばあちゃん。
私の母も、
寂しいわね。。
と、
2度ほど会っていたので
残念そうにしていました。
突然に倒れて亡くなった
母方のおばあちゃん。
お別れの言葉を
聞くこともできなかった。
半月ほどの
入院があり、
そこに至るまでも
大病と長い間戦いつつ
そこで介護もできたので、
お別れまでの時間を
持つことができたのは
良かったわね、
と、母。
別れは
いつだって
突然で
あっけない。
突然だから
なかなか
会うことができずに
お別れしてしまうことも
ままあるわけで。。
そんな中、
時間を工面できたのは
本当にありがたいこと。
通夜では
ありがたい、
焼香のお話。
宗派により
何回とか
やり方も色々だけど、
繰り返したくない
という思いから
1回をお勧めしています
と伺いました。
お経も
仏教の言葉なので
わかりにくいですが、
私たちの祈りを
花とともに受け取ってください
という主旨のものがあり、
なんだか
ハワイのオリみたいだなって
思ったりしました。
滅多に会えない
孫との再会を
涙ながらに喜んだ、
義母の姿もあり。。。
おばあちゃんが
最後にくれたのは
こうして
旅路を見送る作法や
家族との時間なんだなって
ありがたく思いました。
誰しもが
タイミングや
見送られ方を
自ら演出することが
できるというけれど。。
それを実現できた人は
そんなにいないと思う。
ただ、
何となく待ってくれてたのかな
とか
思う瞬間が必ずある。
スピリチュアルな世界が
あることを実感する。
その瞬間やご縁のなかに
自分も混ぜて頂けたのは
奇跡だと思う。
雨も殆んど降らずに
無事、
秋空に旅立っていった
おばあちゃん。
何故か
私を安心させるような
心強いコトバを
たくさんくれました。
旅立つひとは
バトンを残す。
残された
子供たち。
孫たち。
ひ孫たち。
そして
それぞれの嫁や夫たち。
これからのための
良い機会を頂けた。
ありがたい。
旅立った人を
むしろ大きく、
身近に感じる。
それぞれの
旅路はまだまだ
続いていくのだ。
季節が
廻るように
命もきっと
廻るのだ。
2018年10月19日
Mahalo,nui!!
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