災害に、学べよ。

災害ボランティア。
台風15号被害からの
千葉県大規模停電。


9/8㈰の夜中から
9/9㈪の朝にかけて、
嵐が大きな傷跡を残していった。


空港や
首都圏の足が滞り、
各所ライフラインに
甚大な影響が出て
千葉県内に大規模停電が起きた。
地元をいつもと変わらず
電動自転車で走りながら、
所々に傷跡を認めながらも
ライフラインに影響のないところに
たまたま住んでいるということに 
いたたまれなかった。


災害救助法の発令が
内閣府から出されたのは
9/12㈭の夕方だったそうだ。


9/11㈬の時点で
電力復旧の見込みに
暗雲が漂い、
暑さと水不足と情報不足に
やきもきしながら
現地のTwitterを辿る。。
どうにかして、行けないものか。。。

9/12 ㈭。
物資を館山市の社協に持参。
この頃はまだ
電車で館山には行けずに
高速バスで東京側からの
ルートしかなかった。
ボランティアセンターもなくて、
電気もようやく復旧しはじめた。


隣の鋸南町は
ポンプで水を汲み上げてる所が多く
水不足だと聞いたが、
交通手段がないのと
土地勘がないのとで
徒歩で行けるところに行き、
館山市の社協に持参した物を
お渡しして町を歩き、
高速バスの車窓からの景色と 
Googleマップを照らし合わせながら
状況の把握に努めた。
道の駅も被害が大きく
営業できる状態ではなかった。
 

電力が全快するまでは
行けるところに行きたい。

9/19㈭は、
電車での移動が可能となっていたので
輪行で自己責任ボランティアに合流。
被害の大きかった
鋸南町は岩井袋での作業だった。 
社協さんとの連携が
ようやく出来てきた頃。
初動はボランティアによるものだった。
その後9/20㈮に
千葉県知事が視察に訪れたが
もっと早く来られなかったのか。。
それでも現状を見てもらえたことは
復旧への資金援助への道に
寄与したであろうと、感謝。


軽作業ながら、
敷地内の裏庭で木々の片付けや
浜辺へ移動しての土嚢作りを手伝った。
そしてここで初めて、
被災者さんと行動を共にした。
被災者さんも、なれない様子。

あれで良かったのかな。。
知識もなく
土嚢袋は弱く
海の砂が農作物に良くないことも
認識されていなかった。
(港町なので支障は少ないとは思うけれど)


今こそ現地で
災害ボランティアに学ぼう!

9/26㈭。
3周目の平日休みは
愛知人という災害ボランティアに
参加することにした。
(現地に月末まで滞在している)


現地の社協による募集は
一旦お休みだったのだが
講習会があるので
運営を手伝ってほしいとのこと。


ブルーシートの
張り方講習会だった。


会場の写真を
取らせていただきながら、
自分も勉強することかできた。


「屋根に上がるのは専門職に限る」
これは、鉄則。
経験がなければなおさらだ。
講習会を見て、
間違ったやり方をする人に
指摘することならできる!


例えば
🌵瓦を土嚢袋に入れていないか(2次被害の危険)
🌵土嚢袋の耐久性を考慮しているか(できればUV対応、出来なければ重ねる等)
🌵ハーネスやロープなどを着けているか(作業する人の安全)
などなど。。。

午後、実際に現場に行かれた
愛知人の方の報告からは、
自衛隊の方でも装具に安全性がなかった
(ロープやハーネスなし)とのこと。


「今張ってあるものも
劣化して張替えの需要がある」
とのことだった。


この辺の事は、
地域でもガイドラインを持っておいて
用意する資材を最低限は
持っておかないと。。と思った。
(特に瓦屋根の家屋)


晴天の今週末。
どしどしボランティアさんが
来てくれていることと思う。


だからこそ、
情報をシェアして
安全かつ耐久性の高い対策を
していけたらと思う。
 

木更津の社協さんは
消防署だった施設にあり、
宿直の施設を滞在場所にしている。
あくまでも宿直用なので
長期滞在には適さない。


ノウハウある
災害ボランティアの方は
テキパキと動く。
応援要請に即戦力で出動する。


しかし。。
物も人も足りない。


消防関係者も
自衛隊も
災害対応だけをしている訳ではない。
主に人命救助だ。


防災は
明日は我が身の
我が事だ。


長期滞在で
疲労も色濃くなる。


どちらから?
と聞くとこの日、
千葉の人間は私だけだった。


駆けつけてくれて
滞在までしてくれて。。。


本来はここに
地元の誰かが滞在しても
おかしくないのに。。。


そんな私でも
猫の手くらいの事しか
出来なかった。


だけどそれでも
いつか万が一のときのために
この人たちの動きを知っておきたかった。


電力は概ね回復し
(一部はまだまだのようだが)
支援も自立を求められる。


できる人が
できる時に
できる事をする


相馬のボランティアで生まれたという
この言葉が目に焼き付いた。


















SLOW DOWN LIFE

あらゆるものが加速する中で 敢えて減速して生きていく。 マイペースに。丁寧に。 不定期に綴る、 減速生活のススメ。

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