夢中の時。

先日、2003年のドラマを観た。
ある言葉がきっかけだった。


明日が楽しみになるくらい
夢中になれることがあったなら。


かつて夢中になっていたことは、
いつのまにか
いろんな理由で
夢中でなくなってしまった。


夢って
不確定なものを
想像で補う楽しさがある。
わからないって
それだけで夢中になれる。


新しいこと。
未知なるもの。


それを私は
人と会うことや
映画を観ることで
実感する。


人の興味に刺激を受け、
映画の世界で疑似体験し、
自分も行動しようと思う。


映画を観に行くと、
次の作品にワクワクする。
観たいパンフを集め、
意気投合すれば一緒に行く。


これ、
お母さん好きそうだな。
義母をコメディ映画に誘う。


夫とは、
ミュージカル映画を。
特に最近は
ミュージカル仕立てが多い。
歌が演出を際立たせる。


サントラを余韻に
ドライブにも出掛ける。
全身を音が包み込んで
音に日常を洗い落とされる。


歌ったり
踊ったりは
厄落としのよう。


日常の残り香を
振り落とせるなら幸せ。


ドライブの目的地は
飛行場だった。
どうしたらあんな大きなものが
宙に浮いてしまえるのだろう。
物凄いジェットの力が
なせる技なのだが、
音は上空に飛んでしまうので
浮き上がったように見えた。


次々と
空に旅立つ飛行機と
それを支える働くクルマ。
その整然とした様子が
何時まででも見ていられる程
心地よく流れていた。


ひたすらに
空を見上げて
飛行機を見つめる。


この時間こそが
夢中の時。
雲を抜けて
青空に旅立っていくのを
ただただ見守っていた。


日常の美しさ。
空の青さ。
平和の素晴らしさ。


日も陰り
日没も早まっていく。


平和な毎日を願い
夢中で
生きていこう。


2019年8月31日
Mahalo,nui!!
















SLOW DOWN LIFE

あらゆるものが加速する中で 敢えて減速して生きていく。 マイペースに。丁寧に。 不定期に綴る、 減速生活のススメ。

0コメント

  • 1000 / 1000