3年目の別れ

訪問介護で通っている地域で
仲良くなった猫は
あちこちにいるけれど、
膝や背中に乗ってくる子は
この子だけでした。


縞模様の、シマコ。
地域での呼び名は、トラちゃん。
パンダちゃんの相方です。


2017年の1月に
仲良く車のボンネットで
暖を取る姿を見かけてから、
この子たちのいる場所を通るのが
日課になりました。


経験が浅く、
失敗にくじけそうになっても、
この子たちに会いに行こうと
それだけを励みにしていた時も
かなり多くありました。


トラちゃん、パンダちゃん、
そしてペロちゃん。
この3匹が仲良く餌場にいた時期は
そんなに長くなかった・・・。


ペロちゃんは
4月に近所の鬼畜に油をかけられ
それがもともと弱かった体に
追い打ちをかけ、5月に旅立ちました。

49日を越えたのは、6月中旬。
その悲しみも癒えていないのに・・・


2月に腎不全の症状から
じっとうずくまっているのを
保護主さんが見つけて病院に
連れて行ってから保護に至り、
そこからは点滴と通院の日々。


ときどき送ってもらう画像や
動画にほっこりしながらも、
いつかはくる別れの時を
少しでも先延ばしにできないかと
ただただ願っていましたが・・・


けいれん発作が
起きてしまいました。


10歳を過ぎていると思われる
トラちゃんの体の中に
処理できない尿毒が回ってしまった・・。


幸せそうに
保護主さんにべったりと
くっついている姿。
それが私には救いでした。


餌場を転々をしていた
去年の夏から冬にかけて、
猫なりに必死に乗り越えてきた日々。


猫はぎりぎりまで
辛いそぶりは見せません。
ちょっと前に
家から外に脱走したそうです。
きっと帰るつもりはなかったのかも
しれません・・・。

幸い見つけられておうちに戻り、
そこからの今。


すこし回復したかのように
元気になったそうで、
カリカリも食べたとか。


最後の頑張りだったのかな。。。


最後は病院だったそうです。
保護主さんとトラちゃんは
最後の時間を過ごしてる。


保護してもらったときから、
もうトラちゃんはそこのおうちの子です。


送り出される家族が
いてくれてよかった。


抱っこが大好きで
人が大好きな
トラちゃん。


外を子犬のように
走っていたトラちゃん。

餌にたどり着くのは
一番だったね。


虹の橋の先で
ぺろちゃんとまた
走って欲しい。


命は順番がわからないけれど
いつかなくなるもの。
だからいつか
あなたたちに会えるから。


もし生まれ変わったら、
また会えるといいね。


大好きなトラちゃん。
あなたに出会えてよかった。



2019年7月16日
Mahalo,nui!!

SLOW DOWN LIFE

あらゆるものが加速する中で 敢えて減速して生きていく。 マイペースに。丁寧に。 不定期に綴る、 減速生活のススメ。

0コメント

  • 1000 / 1000