私には
母が何人もいる。
正確には
心の師が
何人もいる。
母になることは
ないのだけれど
そうならなかったことが
壁をなくしているのかも
知れないと思う。
義母と映画にいったり
旅行にいったりする
というと、
周りに驚かれる。
嫁目線からは
ありえない!
姑目線からは
よく付き合ってくれるわね!
という反応が起きる。
以前、
入院したときも
甲斐甲斐しく
世話をしてくれたのは
義母であった。
おまけに
しばらく夫の実家で
静養していたのだ。
夫の同僚にも
すごいね!
って驚かれた。
子を授かるのが
奇跡だとしたら
母に恵まれるのも
奇跡かもしれない。
衝突は
ないわけでもないけれど
愛猫の存在が
子や孫のように
中和してくれてもいる。
そんな猫とのご縁も
奇跡だと思う。
(猫は完全に義母の娘だけれど)
孫(甥っ子)の話は
あまり介入せず
外巻きに聞く。
我が子であったなら
そうは行かない、きっと。
職場で
息子を叱ったという
同僚の話を聞いて、
心底かわいいなぁって
子供の言動に反応したら
『そうかなぁ?
にくったらしいし
腹立つよ~』
と、怪訝そうに言われた。
人生のなかで
目下を叱ったのは
営業時代位だ。
それも何だか懐かしい。
思い出してほっこり。
叱る
とか
心配する
とか
その相手がいることも
奇跡かもしれない。
私は
色んなものに
あまり執着しないので
ぶつかることも
あまりしようとしない。
義母は
会うたびに
色んなものをくれる。
夏だから
首もとを冷やしてね、
とか
パンを焼いたから、
自信作。二人でたべてね、
とか。
世話を焼くのが
とても楽しそう。
二人で見た映画も
ドタバタながら
楽しい家族ものだった。
隣の席で
ケタケタ笑う。
主婦
という共通点で
家族の群像劇を楽しむ。
完全分業の世代。
共稼ぎの世代。
それぞれに
描かれていて面白い。
いつもはふんぞり返る
威厳ある夫が
どうしようもない
ていたらくなのをみて
爽快感だったのかもしれない。
子供の世話には
なりたくない
という世代。
世話を焼くのは
親の役目。
世話になったら
おしまい。
そんな世代。
いつまでも
娘でいようって
ありがたく思う。
そんな世代のひとから
たくさん学ぼうと思う。
2018年5月26日
Mahalo,nui!!
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