2022.08.07 15:20夜を泳ぐ立秋を迎えた夜。連日の猛暑がまたやってきそうだが、日没がまだ夏らしさを残してる。車という部屋で夜を移動する。できそうでできなかったこと。二人しかいない空間が地球の自転を感じながら街を一望できる所へ向かう。車を走らせるとき自分が大人になったのだと感じる。一方で街を歩く人はスマホに肩を丸めて退化したようにみえる。夫には気分転換が必要で私には骨休めが必要なので、移動する部屋は二人の必需品となった。 船堀駅の目の前にそびえ立つ、船堀タワー。正式にはタワーホール船堀というらしい。この夏、2度目の搭乗。真夏の昼と、立秋の夜。どの時間も飽きずに東京の街を眺められる。新川は、どっちかな。千本桜が植わっているという新川の遊歩道を目指す。しばらく川上方面に歩くと、赤い金魚...
2022.08.01 21:56心に静寂を日の入りが少し早まったせいか気づくと月が登っている。酷暑が続く日々。ベランダに差し込む朝陽は顔をしかめたくなるほど熱い。移動だけでジリジリと体が焼かれるように熱くなる。出かけるのを躊躇いながら気合を入れて暑さに挑む。連日の暑さの疲れからか、夜から朝にかけて鉛のように体が重くなる。どうにか体を動かそうとストレッチや体操で血流と心拍数を上げる。テレビを消して静寂の中にいる。正確には生活音の中にいる。クーラーや扇風機から空気の動く音がする。窓の外から小さく聞こえるのは蝉の声。路面を走るタイヤの音。外に出れば車の音に紛れサイレンも時折聞こえる。並木道では風に揺れる木の葉の音。今朝は酷暑でマイカーを使って動いた。カーラジオからフニクリ・フニクラが聞こえてきた。言...