2022.11.06 23:02生きていてよかった 少し早めの紅葉を眺めに、文化の日の祝日、両親を連れて筑波山へドライブに行った。 帰り道、地元のレストランで夕飯を食べて満腹になった父がふと、「生きていてよかった」と呟いた。 奇遇にも同じ言葉をつい最近、仕事の訪問先でも聞いていた。90代の男性が、若い頃子供を連れて旅行した東北地方へ、先日4泊5日のドライブツアーとして子供達に連れて行って貰ったという話を聞いた時、旅の感想を訪ねた返答と、同じ言葉だった。 生きていて、よかった。その言葉の重みを改めて痛感する。歳を重ね、自身では出来ないことが増えていく中で、思いもよらず夢が叶ったような出来事に遭遇したとき、思わず口からでる言葉なのだと思う。そしてコロナ禍を生き抜いている今、誰しもが発しうる言葉だ。 コロナ...
2022.03.24 11:24動き出せ、春あれ?夏かな?と思う程の暖かさがやってきて、急に厳しい寒さがまた訪れて、それを繰り返して春が来る。一度緩むとニンゲンはなかなか縮こまれない。だけど花はそこで弾みをつけるように外へ溢れ出すように咲いていく。変化って億劫で切なくてツライ。だけど生きてる限り淡々と繰り返すのだ。同じ春はない。一度きりの今年の春は永久凍土が溶けたかのよう。一斉に動くことに不慣れになってる自分がいる。街の飲食店に人が並ぶ。服を選んで髪を整えてメイクして旅支度もして日常から少し離れてみる。旅の朝は早い。ダメ元で抑えておいたスケジュールで動く。新幹線で雪山へ。シーズンラストのゲレンデへ。新幹線は満席。平日のゲレンデは混雑知らず。2014年で止まっていたリフトホルダーが2022年になっ...
2022.01.08 06:43楽しい方へ親友と数年ぶりにドライブでスキー向かった夫から、青空とゲレンデの画像が届きました。❄❄❄先日もひとり旅で列車にのって一泊旅行した夫。その時には見られなかった青空。スキーも楽しいけれど、それよりも雪景色と雪の中を歩く静けさがいいって話してた。ひとり旅ではペンションのオーナー夫婦との会話も楽しんできたようだったが、今回は親友とのふたり旅。ひょんなご縁から大学時代から仲良くしている親友との道中や現地で共に雪山に遊ぶ時間はきっとかけがえのない宝物となるだろう。好きな事を手放してはならない。そう仕事では先輩に教わった。(カメラが趣味で、その後引退されたが)今の仕事は地域で広く繋がりを持てそうな業態をもち、事務所に定休があることがきっかけで応募した。面白そう!って...
2020.09.11 15:19空と海とあなたと長田弘さんの「世界はうつくしいと」という詩の言葉が驚くほどココロの中に染み込んでいった。月に一度の朗らか読みは各々の心象風景を作品に投影するのか、シンクロ率が高くなっている。作品に遊ぶと同時にココロの風景を共有しているのかもしれない。日常の何気ない色々がそれぞれの大切な価値ある人生を作る。コロナの影響で視野が狭くなり、人と共鳴し成長するという価値ある瞬間がかなり奪われていることを段々と実感してきた。職場ではさほど感じなかったコロナの影響を、家庭で実感した。在宅ワークで明らかに人との接点が減っている夫と、変わらずに訪問介護で週5日、日に数件の訪問と職場の人とのやり取りをしている私との間に、非言語な部分で感じ方の差が出てきていた。共感できるような体験を増や...
2019.08.10 09:35家族の旅父、終戦生まれの74。母、5つ違いの68(来月69)。68で引退して夫婦で年金生活に突入して、いよいよ来年には後期高齢者になる。コウキコウレイシャ。その響きに悲壮感は今のところない。寧ろ謳歌して自由を謳歌している。敵は、筋力低下。父は肺活量をカラオケで鍛えている。全国145位、94点が自己ベスト。自撮りしたカラオケの様子を旅の帰り道で聴かせてくれたが、なかなかの美声だった。旅はいろんな発見をくれる。結婚当初から始まった、夫家家族旅行に感化された夫が、家族旅行を妻の両親とも!と、何箇所か企画した。震災の後は少し途絶えたけれど、貴重なイベントとして可能な限りで敢行。京都(1泊弾丸)伊豆長岡温泉(1泊)富士と清水(1泊ドライブ)佐原と銚子(日帰りドライブ)成...