2021.06.30 03:24浄土に生きている私たちが生きている今は、浄土なのだということを蓮の花に気付かされた。男はつらいよの歌詞にはこうある。ドブに落ちても根のある奴はいつかは蓮の花と咲く行田市にある古代蓮の里の蓮の花は、人の頭程もある大きさで艶やかに花弁を染めて蕾さえも美しかった。1300年以上も昔の種がゴミ焼却の造成のために1971年に掘り起こされ、人知れず芽吹いて人の目についたのが1973年だという。私と同い年だ!と親しみを覚えるとともに、壮大な時を経て咲いた花に、言葉が見つからないほどの感動を覚えた。大輪の花でなくても咲きたいように咲けばいい。そんな風に言ってるような。。。心を穏やかにして、水面の波紋のように何かを感じ取って生きていく。波立たせる必要はない。波紋が無限に広がってその人ら...
2021.06.20 23:11空を眺める自由夏至手前の日曜は、仕事もゆったりペースでなんとなくみんな眠そうだった。昼に夕に空を眺める。今の仕事を選んで最大の報酬は、空。夕焼けを眺めながら家路につけるなんて、最高の仕事だよね。と先輩と自転車を走らせながらしみじみ語ったっけ。想定外の出来事に動じなくなるにはどれだけの経験が必要なんだろう。だけどこの日は、ひとつだけ手応えがあった。ほぼ全介助の人を車椅子からベッドへ不快なく寝かせる事ができた。腰痛ともうまく付き合えるようになり、リハビリのトレーナーさんから解すべき箇所と意識して鍛える筋肉を学び、身体介助も不安なく行えるコンディションになった。無力や不甲斐なさにいたたまれない気持ちが幾度となくやって来るけれど、前に進み、生きていくためにはその気持ちに打ち...
2021.06.14 21:57風を受けて立つ静かに梅雨が始まった。梅雨というのは概念だから、その定義に見合ったときに後付で梅雨入りと宣言される。無くても良い宣言だが、無いとしっくりこない。おかしなものだ。梅雨の季節は湿気との闘いだ。家の中にも身体の中にも熱が籠もる。風が心地よい。今は風の時代だとあちこちで言われている。変化の風が、あちこちで吹く。風は季節を運び命を巡らせる。田んぼの稲が風に揺れる。夕暮れの風が頬を撫でる。心地よいと思う方を向けばいい。大地を踏みしめて立っていられれば、それでいい。
2021.06.06 22:54色に励まされ紫陽花の季節。しっとりと単色もいいけれど、カラフルに咲いてくれるとこの鬱々とした時期にウキウキできる。色にはパワーがある。赤は身にまとうと体温を上げるらしい。目から色の刺激。そのせいかな。ナポリタンが美味しいのは。
2021.06.01 21:43スッキリしよう人はどんなときにスッキリするだろう?溜っていた何かがなくなったとき?では何故に溜ってしまうんだろう?生きていれば必ず何かを吸い込み何かを摂取する。その中から要らないものを呼吸や排泄で無意識に外に出している。では脳はどうだろう?思いや感動は排泄されず記憶として溜っていく。それらは取り込んだ栄養素のように再合成されて想起されたり新たな発想や意欲に繋がったりする。腑に落ちるというのは消化器官内のことのようだが脳内で消化しようとする行為がうまくいった時の表現だ。そんなとき。スッキリしたと感じる。脳には排出機能がないので、受け止め方や受け入れる量を工夫し加減することが日々の生活に求められる。受け入れを制限し、受け止めやすいものだけに注力する時間は大切だ。人の動き...